アマミヒラタクワガタやサキシマヒラタなど幼虫のマットへのエサ交換の様子

今日の福岡県福津市は、曇り空でしたが暖かい春の様な気温でした。

今回は、年明けより行なっているクワガタの幼虫のエサ交換の様子をお伝えしたいと思います。

※今回は、主に1本目→2本目への交換がメインになります。

アマミヒラタの終齢26g

画像は、2018年10月14日に1本目のブナ菌糸ビン550cc(現在はブナ遮光タイプ500ccへ商品変更)に投入して今回の交換を迎えたアマミヒラタクワガタの終齢です。

1本目で26グラムまで育っておりマズマズの大きさだと思います。

昨年の夏に入荷した天然のメスで産卵セットを組んで生まれた幼虫を育てましたが晩秋は、エアコンで温度管理を行っても朝晩の温度ムラで成長が鈍化する事が多いですが今年は、暖冬で気温が高いので順調に育っている様です。

マットボトルに切り替えました

2本目は、いつもの様に無添加マットボトル850ccへ切り替えました。

※現在は、画像の乳白色ポリ850ccではなく、遮光クリアボトル800ccタイプへ仕様変更が発生しています。

エサの切り替えの理由は、終齢での菌糸ビンの暴れ(掻き混ぜ行動)とエサの劣化に伴う交換頻度の上昇を抑えてじっくりと大きく育てる為です。

菌糸ビンからマットへの切り替え飼育について>>


マットボトルについて

マットボトルとは、無添加虫吉幼虫用マットのボトル詰め商品の事です。

添加剤を一切使用せずに発酵させた昆虫マットなのでボトル内で残留添加成分の腐敗に伴う発酵ガスや発酵熱が発生しない上に、劣化が遅く交換頻度を3から4ヶ月に1回に落とせるので、交換時の幼虫のストレス痩せのリスクを軽減できます。

羽化不全が少ないので30グラムを大きく超えない限り、適切な環境での飼育でしたら850cc(現在は800cc)の容量のボトルで羽化まで持って行く事が可能です。

サキシマヒラタ終齢25グラム

こちらの画像は、2018年10月9日に1本目のブナ菌糸ビン550cc(現在は遮光タイプ500cc)に投入して2本目の交換を迎えたサキシマヒラタクワガタの終齢です。

昨年の夏に久しぶりに入荷した天然のメスを産卵させて生まれた幼虫を育てています。

体重は、25グラムですが体色が成熟して黄ばんでいないので未だ未だ大きくなってくれそうです。

マットボトルに投入しました。

前述の幼虫と同じ理由で2本目からは、無添加マットボトル850cc(現在は遮光800cc)での飼育へ切り替えています。

順調に育つと初夏から夏にかけて羽化すると思いますが大きく育って欲しいと思います。

タカラヒラタの終齢20g

こちらも2018年10月22日に1本目のブナ菌糸ビン550cc(現在は遮光500cc)投入して今回の交換を迎えたタカラヒラタクワガタの終齢の大型20グラムです。

1本目で20グラムまで育っているので今後の成長次第では十分に70ミリが狙えます。

画像は、ありませんが先に紹介したアマミヒラタやサキシマヒラタ同様、2本目から無添加マットボトル850cc(現在は遮光800cc)に投入して交換頻度を落としたズボラ気味の飼育へ切り替えました。

こちらも今年中に羽化すると思いますので今後の成長が楽しみです。

ノコギリの終齢12グラム

こちらは、2018年9月26日に1本目のクヌギ菌糸ビン550cc(現在はクヌギ遮光500ccへ変更)へ投入して今回の交換を迎えたノコギリクワガタ(福岡県福津市産)の幼虫12グラムです。

昨年の夏に採集した天然メスを産卵させて生まれた幼虫を育てています。

本来なら1本目からマットボトル850cc(現在は800cc)に投入して思いっきり引っ張って大型化を狙いたいところですがボトル詰めの人手不足で2本目からの切り替え飼育になりました。

加齢可能な20度前後での飼育に限りますが、二齢で1本目の菌糸ビンに入れると成長速度が一気に上がるので羽化までの時間短縮ができます。

終齢で菌糸ビンに入れると極端に落ち着きが悪くなって暴れ始める事が多いので2本目から無添加マットボトル850cc(現在は800cc)へ投入しました。

今年は、久しぶりに地元産の70ミリオーバーを狙いたいと思います。