ヤクシマコクワガタ50ミリ、タカラヒラタ70ミリの超特大羽化

今日の福岡県北部は、日中の気温が20℃を超える暖かい一日でした。

散り始めた桜の花びらがとても綺麗でした。

今回は、4月最初のクワガタ新成虫の掘り出しで確認した大型個体を紹介したいと思います。

ヤクシマコクワ50ミリ

↑こちらは、3月15日に羽化したばかりのヤクシマコクワガタの超特大50.5ミリのオスです。

ガッチリとした感じの個体です。

今年は春から48から49ミリが何匹か羽化していましたが漸く50ミリの大台を超える個体が出ました。

昨年の夏に入荷した天然のメスを産卵させて孵った幼虫を羽化させました。

エサ交換のリレーは、下記のとおりです。

・1本目(2018年9月4日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(現在はブナ遮光タイプ500ccへ仕様変更)

・2本目(2018年12月7日、終齢):オオクワマット(550ccボトル→現在は遮光クリア500cc

→2019年2月8日に蛹室を作っていたので3本目の交換無し。

基本的にコクワガタの仲間は、550ccのボトルのみの使用で大型個体を羽化させる事が可能です。

2本目は、オリジナル木製プレスで思いっきり強く押し固めています。

※詰めが緩いと乾燥や緩みによる羽化不全のリスクが高まります。

菌糸ビンからマットへの切り替えの理由は、いつものとおり、「暴れ(かき混ぜ)」によるサイズロスや不全のリスクを回避する為です。

ただし、一番の理由は、エサ交換の頻度を落とせて取り出し時のストレス痩せを回避できるからです。

ちなみに今回の個体の2本目への交換時の体重は、8グラムでした。

ヤクシマコクワは、横幅やアゴが太いので思った様に縦に伸びてくれません…

続いての大型個体の紹介です。

タカラヒラタ70.5ミリ

↑こちらの画像は、2019年3月中旬に羽化したばかりのタカラヒラタクワガタ極太系70.5ミリの大型個体です。

今年最初の70ミリオーバーです。

※但し、アゴの側面に数カ所の凹みがあるので訳あり査定になると思います。

この個体は、下記のエサ交換リレーで羽化させました。

・1本目(2018年5月13日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(現在は遮光タイプ500cc)

・2本目(2018年8月9日、終齢):無添加虫吉マットボトル850cc(現在は遮光タイプ800cc)

・3本目(2018年12月10日、終齢):同上

→2019年2月16日に蛹になているのを確認したので4本目の交換無し。

2本目からは、いつものとおり菌糸→マットへの切り替え飼育です。


マットボトルについて

補足ですがマットボトルの中身の無添加虫吉幼虫用マットは、添加剤が入っていないので幼虫に有害な発酵ガスや発酵熱が発生しない安心の商品です。

劣化が遅いので今回の交換リレーの様にタカラヒラタの場合は、4ヶ月に1回の交換で済みます。(メスの場合は、もう少し引っ張れます。)

※但し、25℃以上の高温にならない様に温度管理を行う必要があります。

持ちが良いエサを使って多少ズボラ気味の方が大型化してくれます。

これから本格的な羽化シーズンを迎えますので更なる大型個体が楽しみです。