7月は、天然採集品のクワガタの入荷や採集の他に地元の子供達のイベント用のカブトムシ集めが加わり、ブログの更新頻度が落ちてしまい誠に申し訳ございません。
※更新できない間に店長がゲリラ的に大型個体をサイトにアップしている事が多々あります。
今年は、昨年の猛暑の影響に加え梅雨の長雨の影響で自然界の個体数が少なく、大型個体が余り採れません。
但し、今年の夏は、飼育品の方でクワガタの超大型個体が続々と羽化しています。
まず最初に6月下旬に羽化したばかりのトカラコクワガタ53.9ミリ(測り方次第では54ミリジャスト)の超大型個体です。
虫吉が過去に羽化させたコクワガタの仲間で最も大きなサイズです。
※勿論、パーソナルベストでギネス級サイズの大物です。
下記のエサ交換リレーで羽化させました。(飼育温度は、全て20から23度の範囲内です。)
- 1本目(2018年10月14日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc(現在は遮光クヌギ500ccへ仕様変更)
- 2本目(2019年1月31日、終齢、8グラム):オオクワマット《550ccボトル(現在は遮光クリア500cc)に木製マットプレスを用いてカチカチに固めた物》
→2019年5月29日にサナギになっていたので3本目の交換無しです。
終齢幼虫になってからは、いつもの様に暴れ(菌床のかき混ぜ)を防ぎつつ、交換頻度を落とすために菌糸ビンからマット飼育へ切り替えています。
ノギスで測定している様子です。測り方によっては54ミリかもしれません。
勿論、飼育ギネスオーバーです。
現在、バタバタしており、現物写真での販売分の出品が遅れておりますので来月の販売になってしまうかもしれません。
こちらの画像は、6月下旬に羽化したばかりのトカラノコギリクワガタ(悪石島産)71ミリの超大型個体です。
アゴが太くて鮮やかなオレンジ色の個体です。
下記のエサ交換リレーで羽化させました。
- 1本目(2018年6月1日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(現在はブナ遮光500ccへ変更)
- 2本目(2018年9月14日、終齢):無添加虫吉マットボトル850cc(現在は遮光タイプ800ccへ変更)
- 3本目(2019年2月11日、終齢):同上
→2019年5月9日に蛹室を作って前蛹になっていたので4本目の交換無しです。
ノコギリクワガタの仲間は、終齢で菌糸ビンに交換すると高確率で暴れを起こすので2本目からは、マットボトルへ切り替えています。
マットボトルとは、無添加虫吉幼虫用マットをボトルに超固詰めした虫吉オリジナル商品の事です。
添加剤を一切加えずに発酵させた昆虫マットなのでボトルに強く詰め込んでも有機物の腐敗による発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に安心な上に交換頻度を落とせますのでストレス痩せのリスクを軽減できます。
トカラノコギリは、その他にも70ミリ台が羽化していますので時間を見つけて少しずつ出品予定です。
こちらは6月下旬に羽化したばかりのアマミノコギリクワガタ77ミリの超特大サイズのオスです。
今年は、75ミリオーバーの大型個体が例年よりも多く羽化している様です。
天然採集品のメスで産卵セットを組み産まれた幼虫を下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2018年9月7日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(現在は遮光タイプ500ccへ変更)
- 2本目(2018年12月15日、終齢):無添加虫吉マットボトル850cc(現在は遮光タイプ800ccへ変更)
→2019年4月下旬に蛹室(サナギの部屋)と思しき空洞を作っていたので3本目の交換無しです。
因みに2本目のマットボトルへ投入時の体重は、22グラムでした。
こちらも現物画像での販売になりますので頑張って出品したいと思います。
こちらは、2019年7月1日に羽化したばかりのアマミヒラタクワガタ74.9ミリ(限りなく75ミリに近い)の超特大のオスです。
この大きさにるとアゴや胴体の太さが際立ち、迫力満点です。
こちらも昨年の夏に入荷した天然採集品のメスで産卵セットを組み得られた幼虫を下記のエサ交換リレーで羽化させました。
- 1本目(2018年10月9日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(現在は遮光500cc)
- 2本目(2018年12月27日、終齢):無添加虫吉マットボトル850cc(現在は遮光800cc)
→2019年6月6日にサナギになっているのを確認したので3本目の交換無し。
※春先は、スタッフの怪我など人員不足でマットボトル詰めが追い付かずにズボラ気味になってしまいましたが本来なら3から4ヶ月に1回の交換を推奨します。
こちらは、既に売り切れてしまいましたが6月最新羽化の本土ヒラタクワガタ(福岡県福津市産)71.5ミリの超特大サイズのオスです。
※ギザ無しタイプのパーソナルベストなので紹介してみました。
通常、本土ヒラタは、内歯の上に複数の小さな付属歯(ギザギザ)があるのですが今回紹介の個体は完全に消失している個体です。
虫吉では、ギザ無しヒラタと呼んでおり、自然界、飼育下共に低い確率で発生するのを確認しています。
発生要因は遺伝なのか環境要因なのか不明です。
下記のエサ交換リレーで羽化させました。
- 1本目(2018年8月7日、二齢幼虫):ブナ菌糸ビン550cc(現在は遮光500cc)
- 2本目(2018年11月8日、終齢):無添加虫吉マットボトル850cc(現在は遮光800cc)
- 3本目(2019年4月11日、終齢):同上
→2019年5月24日にサナギになっていたので4本目の交換無し。
今後も面白い情報がありましたら紹介したいと思います。
午前2時を回ったので今から帰宅のついでにカブトムシ採りに出かけます。
カブトムシのイベントも28日に無事に終わったので良い個体が採れましたらサイトの方にアップします。
どれも大型ばかりで見栄えがありますね。 特にトカラコクワガタのでかさに驚きました。 私も現在トカラコクワガタ飼育していますので、そのサイズを目標にしたいです。
ユウサタン様
いつもお世話になっております。
コメントありがとうございます。
今年の6から7月は、ノコギリの71ミリなど他にも大きな個体が羽化していたのですがブログで紹介する事が出来ないまま販売(出荷)になってしまいました。
トカラコクワは、1本目のクヌギ菌糸ビン550ccを食い尽くした時点で8グラムまで育っていたので私も羽化を楽しみにしていました。
更なる大型個体を目指して頑張ります。
今後とも宜しくお願い致します。