久し振りの更新になります。
今年の9月は、梅雨に逆戻りした様な蒸し暑い日が続いています。
現在は秋の羽化チェックの真っ最中ですが、その前に夏に紹介出来なかった少し変わったオオクワガタや長寿の天然個体の情報をお伝えしたいと思います。
画像は、春に知人から変わったオオクワガタが羽化したと連絡を受けて預かって飼育している個体です。
一見するとアゴが無いように見えますが実際は、変わった形で付いています。
前から見ると幼虫の口(キバ)の形のまま、顔の中央に一対の小さなアゴがあります。
勿論、アゴは動き、エサも普通に食べる事が出来ます。
ワイドカップ昆虫ゼリーを毎日の様に爆食しており、食欲旺盛です。
よく見ると可愛い顔をしています。
育ての親である知人は、仕事が忙しくて世話が出来ないみたいなので暫く虫吉の方で世話をする予定です。
勿論、他人のクワガタなので非売品です。
昨年は、自然界で幼虫の顔のままのノコギリのメスを見掛けたので少ない確率で淘汰されさずに普通に活動する個体が存在するようです。
次は天然採集品の驚異的な長寿記録の紹介です。
画像は、今年に入り何回か紹介した2017年7月上旬に入荷した天然アマミノコギリクワガタのメスです。
無事に2回目の夏を終え秋を迎えてくれました。
あと3ヶ月で3回目のお正月を迎える事になりますが流石に老化で口のブラシが固まってしまい元気が無くなってしまいましたので最後の紹介になるかもしれません。
数年前の長寿の自己記録を大きく塗り替えてくれるほど、頑張って生きてくれています。
天然個体につき、真冬でも幼虫飼育小屋の床のヒンヤリした場所(18から20度前後)で大切に飼育してきました。
日本に生息するノコギリは、何故かアマミノコギリだけ特にメスの寿命が異常に長いです。
先日もお客様より、奄美で自己採集された天然ノコギリのメスが翌々年の2019年8月末まで生きていたとご報告を頂きました。
勿論、昨年(2018年)7月に入荷したメスも元気に過ごしています。
こちらは、特に状態が急変しない限り2020年を迎えてくれそうです。
こちらの画像は、昨年(2018年)7月に入荷した宮崎県産の天然ミヤマクワガタのメスです。
お正月に数匹の越年個体を紹介しましたが最後の1匹が9月まで何とか頑張って生きています。
・2019年1月6日に紹介した長寿のノコギリやミヤマの記事>>
老化が進み既に符節(爪)が全て落ちてしまい元気がありませんが2回目の夏を越えてくれました。
秋は、ボトル詰めの作業に追われて余り更新出来ないかもしれませんが面白い情報があれば紹介したいと思います。