コクワのメスの解説
大きさ:18~33ミリ
ヒラタクワガタのメスに良く似ているが翅(背中の羽根)に点刻状の細かいスジが入りザラザラとした感じが有ります。
夏の野外の個体は、汚れがついて白っぽく見えます。(ヒラタに比べてツヤがありません)
ヒラタクワガタのメスとの大きな違いは、前脚の腕の頚節(けいせつ)が直線的で真っすぐな方がコクワガタ、湾曲しながら先端に向かって太くなっているのがヒラタクワガタです。
裏から見たコクワガタのメス |
裏から見たヒラタクワガタのメス |
前脚の肘から先の形を良く見ると一目瞭然で違いが分かります。
因みにコクワガタの学名の「rectus」は、真っすぐという意味なので覚えやすいと思います。
このページは、メスの見分け方を解説したコーナーです。
当店ではメスのみ単品の取り扱いはございません。
★同じ種類のクワガタでもご自身で採集されたり飼育で余った個体と他の地域から持ち込まれた個体を交尾させてしまうと遺伝子撹乱や遺伝子汚染の子(愛好家の間で交雑品とも呼ばれます)が誕生してしまいます。
※昆虫にも植物と同様に同じ種類でも地域特有の遺伝子が存在します。
また、他の地域から持ち込まれた個体、他の地域のオスと交配させたメスや異なる地域との交配で生まれた個体を野外に放すと自然破壊(環境や生態系の破壊)の原因になるのでお嫁さん、お婿さん探しを目的とした購入は絶対に避けてください。
日本の里山の自然環境を守る為、何卒ご理解をお願い致します。
単品販売は行なっていませんが、よろしければご覧くださいませ。