菌糸ビン飼育の特徴
クワガタの幼虫の菌糸ビンによる飼育のメリットは、早く大きく成長することです。
その反面、デメリットとしてサナギから羽化するまでの死亡率や変形、羽化失敗の確率が高くなることです。
実際に飼育した事がある方ならご存知かと思いますが、菌床交換の直後に暴れてかき回して、明らかに菌床を嫌がっている行動をとる事が多いです。
生き物を大切に育てる事が優先ですので、当店では死亡率が高い方法を推奨できません。
ですので羽化するまで終始菌糸ビンを用いる一般的な完全菌糸ビン飼育は推奨していません。
最後の最後で死んでしまったら物凄く悲しいことは私自身、沢山経験しておりますのでお客様にはお勧めしません。
そこで当店では死亡率を避ける為に幼虫が成長のピークを迎えた時点(終齢)で「マットボトル」に切り替えて、死亡率が低い飼育方法を採用しています。
折角、大きく育てた幼虫が最後の最後で死んでしまうと、お客様の悲しむ気持ちが伝わってきますので。。。