ヒラタのメスの解説
大きさ:19~42ミリ
上翅(背中)がツルツルとした感じがします。(ぼやけたスジが有ります)
やや光沢がありツルツルしていますが老化が進むと艶がなくなります。
前腕が先端に向かうにつれて広がり湾曲します。
脚がガッチリとした感じがあります。
※画像は、脚を開いた状態ですが警戒すると脚を体に密着させてカメの様な体勢を取ります。(死に真似)
●よく似たコクワガタのメスとの比較を行なってみます。
表から見たヒラタのメス | 表から見たコクワのメス |
前述の説明のとおり、体に丸みと光沢(ツルツル感)があり、ザラザラ感が全くありません。
コクワの様に上翅の細かいヤスリ状の点刻列(スジ)がありません。
裏から見たヒラタのメス | 裏から見たコクワのメス |
前述の説明のとおり、前腕が先端に向かって湾曲しながら広がって行くのに対し、コクワは直線的な形をしています。
脚や腕が太く見えます。
●オオクワガタのメスとの比較も行なってみます。
表から見たヒラタのメス | 表から見たオオクワのメス |
上翅(ハネ)に顕著な無数の点刻列(ゴリゴリした感じのスジ)がなく、平べったいので区別が付きやすいです。
名前の由来のとおり、体の厚みがなく「平たい」です。
自然界では、老化や産卵による摩耗で極端に光沢が無くなったコクワのメスの様になってしまった個体をよく見かけます。
前述の腕の形状や上翅のスジで見分けが可能です。
このページは、メスの見分け方を解説したコーナーです。
当店ではメスのみ単品の取り扱いはございません。
ペア(オスとメス)のセットのみの販売になります。あらかじめご了承下さい。
★同じ種類のクワガタでもご自身で採集されたり飼育で余った個体と他の地域から持ち込まれた個体を交尾させてしまうと遺伝子撹乱や遺伝子汚染の子(愛好家の間で交雑品とも呼ばれます)が誕生してしまいます。
※昆虫にも植物と同様に同じ種類でも地域特有の遺伝子が存在します。
また、他の地域から持ち込まれた個体、他の地域のオスと交配させたメスや異なる地域との交配で生まれた個体を野外に放すと自然破壊(環境や生態系の破壊)の原因になるのでお嫁さん、お婿さん探しを目的とした購入は絶対に避けてください。
日本の里山の自然環境を守る為、何卒ご理解をお願い致します。
・オスだけ、メスだけをお探しの方への注意点について(人間目線ではなく冷静な判断をお願いします)>>