昔迄は、クワガタやカブトムシ専用のエサというと余り馴染みが無い存在だったのですが近年、昆虫がペットとして根付き始めると研究が進みタンパク質や糖質、必須アミノ酸などがバランス良く配合された長期飼育や産卵に最適な高栄養価の専用フードが開発されました。
与えやすい量がカップに入った『昆虫ゼリー』と呼ばれるアイテムが市場に登場すると飼育のレベルが一気に向上しました。
このコーナーでは、成虫のエサである昆虫ゼリーの与え方を詳しく紹介したいと思います。
カップ(容器)の形状には、主に『スタンダードカップ(16g深型)』と『ワイドカップ(フラットタイプ)』の2種類が存在します。
画像の様なバケツ型(深型)の16gの容量のタイプで最も一般的な昆虫ゼリーがスタンダードタイプになります。
当店が販売している商品の場合、下記の3種類が該当します。
与え方は、画像の様にフィルム(フタのシート)を手で剥がした後にエサ皿にセットするだけなので簡単です。
スタンダード型の16g昆虫ゼリーに適合するエサ皿は下記の商品です。
16g用エサ皿(1つ穴) |
角型エサ皿(1つ穴) |
16g用エサ皿(2つ穴) |
カマボコ型エサ皿 |
プチエサ皿 |
また、コクワガタなどの小型の種類の他、羽化して間も無い個体(新成虫)や寒い時期の余りエサを食べない状態のエサやりには、下記のゼリースプリッター(16gスタンダードタイプ対応)で真っ二つに切断して与えると経済的です。
また、半分にカットした昆虫ゼリーは、下記の専用エサ皿を併用すると衛生的で便利です。
ゼリースプリッター用エサ皿 |
ワイドカップ昆虫ゼリーとは、画像の様な平べったい感じの広口タイプの昆虫ゼリーを指します。
オオクワガタなどの大きなアゴ(キバ)を持つオス向けに開発された食べやすい形状のカップです。
当店では、下記の商品が該当します。
こちらのワイドカップも前述の16gスタンダードタイプと同じ様にフィルム(フタ)を剥がして専用のエサ皿にセットして与えます。
※ワイドカップのエサ皿は、スタンダードタイプ(16g用)と直径が異なるので下記の専用のエサ皿を準備する必要が有ります。
ワイドカップ専用エサ皿(1つ穴) |
ワイドカップ専用エサ皿(2つ穴) |
また、ワイドカップ昆虫ゼリーは、レイアウト用品の下記のインセクトシェルターにセット可能です。
※16gのスタンダードカップ(深型)は、インセクトシェルターに適合しません。
インセクトシェルター(S) |
インセクトシェルター(M) |
インセクトシェルター(L) |
エサは基本的に毎日確認して減っていたり無くなっていたら交換もしくは追加してあげてください。
羽化したばかりの個体(「新成虫」と呼ばれる)や気温が下がった場合はエサを余り食べませんが食べ残しは腐ってしまいますので夏季は3から5日、冬季は1週間程度の間隔で交換してあげてください。
※1週間に1回のエサやりという意味ではないのでお間違いの無い様にご注意ください。