ノコギリのメスの解説

ノコギリクワガタのメス(表)

《ノコギリクワガタのメスの上からの画像》

大きさ:19~40ミリ
体の色が赤褐色~黒の個体が殆どで背中には鈍い光沢が有ります。(産卵が終わり寿命が近付くと光沢が無くなる個体もいます)
全体的に丸みを帯びており、特に横から見ると背中の羽根の部分が盛り上がっています。
体の色が赤褐色である事と体の丸みからヒラタクワガタとの見分けもつきやすいです。
またミヤマクワガタのメスは、背中の羽根の光沢やアゴの太さの他に脚の大腿(太もも)の部分にオレンジ色の紋が有る事から容易に判別出来ます。

ヒラタクワガタのメス
↑↑↑ヒラタクワガタのメスの画像。
光沢が強く黒光りしてノコギリクワガタに比べて丸みが有りません。

ノコギリクワガタのメス(裏)

《ノコギリクワガタのメスの裏からの画像》

ミヤマクワガタのメスとの違いは、アゴの形状や大腿の色でも容易に識別可能です。

ミヤマクワガタのメス(表から)
表から見たミヤマクワガタのメス
ミヤマクワガタのメス(裏から)
裏から見たミヤマクワガタのメス
 
ノコギリクワガタは、朽ち木にも産卵するので鋭利に尖ったな鋭いアゴを持っているのに対しミヤマクワガタは土に産卵を行なうので穴を掘るのに適した太くて立派な横広いアゴを持っています。
また、光沢や体の丸みの他にミヤマクワガタは、裏返すと大腿部分にオレンジ色の紋が有るので見分け方も簡単です。

このページは、メスの見分け方を解説したコーナーです。
当店ではメスのみ単品の取り扱いはございません。

ペア(オスとメス)のセットのみの販売になります。あらかじめご了承下さい。

★同じ種類のクワガタでもご自身で採集されたり飼育で余った個体と他の地域から持ち込まれた個体を交尾させてしまうと遺伝子撹乱や遺伝子汚染の子(愛好家の間で交雑品とも呼ばれます)が誕生してしまいます。

※昆虫にも植物と同様に同じ種類でも地域特有の遺伝子が存在します。

また、他の地域から持ち込まれた個体、他の地域のオスと交配させたメスや異なる地域との交配で生まれた個体を野外に放すと自然破壊(環境や生態系の破壊)の原因になるのでお嫁さん、お婿さん探しを目的とした購入は絶対に避けてください。

日本の里山の自然環境を守る為、何卒ご理解をお願い致します。

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