2024年最新入荷のヤマトサビクワガタの販売コーナーです。
(全品1匹ずつの個別飼育管理、未使用、穴傷や欠損異常無しの状態良好個体。安心の死着死亡補償付き)

徳之島のみに生息する変わった姿が特徴の固有の種類です。

体全体に微毛が生えており、泥や土を付着させてカムフラージュを行う変わった特徴を持っています。

現地では保護の対象となっており、現在では飼育繁殖品のみが流通する国産激レア種の一つで人気があります。

下の『商品一覧』の写真をタップして頂くと羽化日等のクワガタの詳細データ、説明をご覧頂けます。

※商品は、全てオスとメスの1ペアセット（合計2匹）の税込み価格です。

★複数購入や飼育用品の同時購入など、どれだけ注文しても追加の送料は一切発生しません♪

梱包と発送について

　

成虫を入れる容器

昆虫発送時の箱

大切な生き物を振動や衝撃から守って安全にお届けするため、成虫の発送は必ず発泡スチロール箱を使用してお送り致します。

発送中の大アゴ（キバ）欠損事故防止の為の大型ＰＰカップ（衝撃で破損しない材質）に敷材マットを敷き、エサのゼリーと里山の自然の葉っぱを添えてお届けします。

※勿論、オスとメスを1匹ずつ別々のカップに分けて発泡スチロール箱に入れた状態で大切にお届け致します。

「暑い時期は高性能の大型保冷材」を入れて、梱包料無料で昆虫に一番優しい安全なお届け体制をとっております。

生き物と用品の同一梱包発送も可能です。（万が一、2梱包以上になった際の追加の料金は発生しません）

※真夏でも2日かかる地域：北関東から北海道、沖縄（離島は除く）への発送でも確実にお届けできます。

◆ご購入に際しては、安心して飼育できます様に説明書をお付け致します。

なお到着時の死亡、衰弱、欠損に加え説明記載どおりの飼育で3日以内に死亡した場合はご遠慮なくお申し付け下さい。補償致します。

解説と飼育について

ヤマトサビクワガタ

（Dorcus japonicus）

鹿児島県徳之島にのみ生息する小型の日本固有種です。

元々は黒褐色の体色ですが体に生えている微毛に泥や土が付着してサビ茶色になる事が名前の由来です。

体に泥を付着させる事により外敵から見付かり難くするカムフラージュを行なっていると言われています。

動きが少ない種類で飛行性よりも地上徘徊性の方が強い傾向があります。

オスは、内歯（突起）が無い短いアゴを持ち、雌雄ともに上翅に縫い目状の細かい点刻列（スジ）が有ります。

大きさはオス１６から28ミリ前後、メス16から23ミリ前後です。

オス、メス共に20ミリ程度の小さくて可愛い種類です。

成虫は越冬可能で約2から3年の寿命を持つとされています。

現在は、固有種の保護に関する条例で採集禁止になっており、条例発効前に本土に持ち込まれた個体間同士の繁殖品のみが流通しています。

メスもオスと同様に全体に微毛が生えており、上翅に縫い目状の点刻列が有ります。

アゴが短く、コロコロとした感じの体型です。

オス、メス共に脚が短いのが特徴です。

臆病な性格なので警戒時にカメの様に脚を引っ込めた姿は何とも言えない愛嬌が有ります。

■成虫飼育について

大人しいのでオスとメス（ペア）の同居飼育も可能です。

・飼育の推奨温度：5から28℃

基本的にクワガタは暑さに弱いので高温を避けて30℃以下をお勧めします。

大切に飼育する為に真夏は冷房管理をお願いします。

非常に小型の種類につき、ミニから小ケースで仕切り板を用いてオスとメスを分けて飼育する事も可能です。

動きが少なく、飼育下ではマットに潜ったままで殆どエサを食べない事が多く、産卵の際も容器の中から忘れた頃に沢山の幼虫が出てくる事が多いです。

ただし、エサを全く食べない訳ではないのでゼリースプリッターで昆虫ゼリーを半分に切ったエサを与え、食べ残しは3から4日に1回の間隔で交換する事をお勧めします。

ある程度の耐寒性を備えていますので室内での常温（無加温）飼育で越冬も可能です。

真冬に成虫を暖かい場所で飼育すると体力の消耗が激しくなってしまい産卵や寿命の面でデメリットが発生しやすいので注意が必要です。

◆推奨アイテム◆

・コバエ防止ケース（ミニから中サイズ）、プレミアム国産ゼリー、昆虫マット（成虫用、ココナッツ、ココパウダーなど）、ゼリースプリッター、専用エサ皿、止まり木、クヌギの落ち葉セット、樹皮など

ケースにマットを5～10センチほど入れ、隠れ家となる落ち葉や止まり木を入れます。

ゼリーは、エサ皿に入れて与えるとより衛生的です。

※コバエ防止ケースを使うとコバエだけでなく乾燥も軽減してくれるので管理が一気に楽になります。

■産卵について

産卵は、気温が上がり始める春から秋（概ね5から9月まで）が適しています。

繁殖の推奨温度は、23から28℃前後です。

羽化して4ヶ月目以降のペアの方が確実です。

産卵用のケースには、オスとメスを一緒に入れてください。

メスは、マットにしか産卵しない様に見えますが、実際は少し硬めの産卵木でも平気に齧って産卵します。

◆推奨アイテム◆

コバエ防止ケース（中）、産卵木（クヌギ材SからMサイズ、コナラ材）x2本、産卵用マット、エサ皿、落ち葉、樹皮、プレミアム国産ゼリー、ゼリースプリッター

飼育ケースの底に産卵マットを5センチほど固めに詰め、その上に加水済みの産卵木を置き、上からマットで完全に埋め込む方法で大丈夫です。

産卵木は、バケツの水に浸けて上から重し（水入りペットボトル等）を乗せた状態で30分ほど加水後、6時間ほど日陰干しを行ない樹皮を完全に剥いだ物を埋め込みます。

コバエ防止ケース（中）を使うと霧吹きなど加水の必要は有りません。

動きが少なく、餌も食べずに潜ったまま出てこない事が多いです。

食べ残しの餌は、前述のとおり、3から4日に1回の間隔で新しい物に交換してください。

ヤマトサビクワガタは、飼育ケースの底や側面に幼虫が見え始めるまでに2から3ヶ月ほど掛かる事も多く、割り出しまで長丁場になる傾向があります。

上手くハマると一度に40から50匹前後の幼虫が出てくる事があります。

管理用のカップに無添加虫吉幼虫用マットを固めずに入れて蓋を閉めて保管します。

この状態で約5から7日ほど傷や異常の有無を見極める為に養生させます。

その後、二齢幼虫から優先的に1匹ずつボトルで飼育します。

■幼虫飼育について

幼虫は、無添加虫吉幼虫用マットをオリジナル木製プレスを用いて飼育ボトル550ccに固く詰め込んだ物に入れて手軽に飼育が可能です。

健康に大きく育てる為には、エアコンなどを用いて18から25度（出来れば20度前後）の一定の温度での飼育をお勧めします。

マットの交換は、約4ヶ月に1回の間隔で大丈夫ですが乾燥しにくいボトルにマットを硬く詰めておけば交換無しで羽化まで持ち込めます。

幼虫期間は、1年以内ですが気温や環境により半年前後で蛹化または羽化する事があります。

上記の無添加虫吉幼虫マットでの飼育で28ミリのギネス超級個体を羽化させました。